(あとりちゃんの話を聴いて) ……やっぱり……。 そんな、心配いらないって……! そんな風になってまで強がらなくても……! (と言いかけたが、あとりちゃんの表情を見て言葉を飲み込む) (しばらく、あとりちゃんと、それにも増して自分を責める言葉が、ぐるぐると心の中を駆け巡る) (唇をきつく閉じ、どの言葉を吐き出したものかと思案するが、結局) …………ごめんね……。 なんとなく……判ってたのに……。 今回の旅行の話がクラスで出てたときに、……俺が一言、どこか別の場所にしようって言ってれば……。
(さらに自分の罪悪感を晴らそうと謝罪の言葉を並べようとしたが、吉良くんに気を利かして(笑)もらい) ……えっ?! ちょ……っ!! …………(再び顔面紅潮、冷や汗だらだら(笑))。 (ガチガチになってあとりちゃんの方を向きなおり) ……ぇ……と……、…も、もし……よければ、ど、…どこか…で、…ゃ、や…休もうか……?
|