『手遅れを繰り返す男』

 

この男は「手遅れ」を繰り返す。
この男の人生は、常に「手遅れ」の繰り返しであった。
男はまたしても時を逸してしまった。
同じ過ちに我が身を責めたてるとも、
愚かな己に懊悩(おうのう)しようとも、
見逃した時が手元に還ることはなく、
また男が変わることもない。 

そして今も男の脇腹を、
時は静かに次の「手遅れ」を生み出すべく、
ただ、ゆるゆると流れつづける。

 


ただ勢いにまかせて描いただけのラクガキです。
でも 「手遅れの男」 ってことだけは決めて描いていました。そんな気分だったようです(笑)

 

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