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素っ気なさは望んでないはずなのに。
鵜飼正太 高等部 2−E 吹奏楽部 パーカッション
(買い出し先に、朴くんを先頭にして、少し後ろに静音、間をあけて正太と並んで歩いている)
(陽気に歩を進めるの後ろで、二人の間には一切の会話がない)
(耐えられなくなったのか、静音が朴くんに駆け寄って)
「…ねぇぱっくん、(メモを差し出して)これだけの食料さ、ホントに私らだけで持って帰れるかなぁ?(苦笑)
…うん、余っても冷蔵庫はあるからいいんだろうけどぉ、これだけペットボトルあったら結構重たいと思うんだよね(苦笑)。
ケータイでさ、もう一人くらい女の子、呼んじゃダメ…?」
(顔はそちらに向けず、しかしはっきりした声で)
…………いらねぇよ。
男が二人いれば大丈夫だって。
若松さんには軽いもの持ってもらうから安心しなよ。
「……そっか、…ごめん……」
…別に、謝ることじゃないだろ?
「……うん……」
(そうこう言っているうちに店に到着した)
[本体:淡 楓]
8/26 14:05