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罪悪感ばかりが先に立つ
貫石和真 高等部 2−J 吹奏楽部 トランペット
(あとりちゃんの話を聴いて)
……やっぱり……。
そんな、心配いらないって……! そんな風になってまで強がらなくても……!
(と言いかけたが、あとりちゃんの表情を見て言葉を飲み込む)
(しばらく、あとりちゃんと、それにも増して自分を責める言葉が、ぐるぐると心の中を駆け巡る)
(唇をきつく閉じ、どの言葉を吐き出したものかと思案するが、結局)
…………ごめんね……。 なんとなく……判ってたのに……。
今回の旅行の話がクラスで出てたときに、……俺が一言、どこか別の場所にしようって言ってれば……。
(さらに自分の罪悪感を晴らそうと謝罪の言葉を並べようとしたが、吉良くんに気を利かして(笑)もらい)
……えっ?! ちょ……っ!!
…………(再び顔面紅潮、冷や汗だらだら(笑))。
(ガチガチになってあとりちゃんの方を向きなおり)
……ぇ……と……、…も、もし……よければ、ど、…どこか…で、…ゃ、や…休もうか……?
[本体:淡 楓]
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