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ミーティング@行徳家。
行徳浩二 その他 星火OB:専門学校生(1年)
…はい、あとりさんもーいちどー。
「ぅ、だから、あとりの友達が、海行くって云ってて、
そいで、そじゃ叔父さんち紹介するよって云って」
そこまでは、判った。んでー?
「…叔父さんち紹介するのにあとりが行かないとせっかくなのに気まずいねってゆから、
そじゃ、だから、えと」
っばーか(ちょっぷがすっ)
あーのなー。お前ってどーしてそーなの?
遠くから見るとかってんじゃねーんだぞ? ほんっとーに海だぞ?
民宿の方だけならまだ音くれーしかねーだろーけどあそこは海水浴場だぞ?
しかもお前
「っでも! でもあとりあれから行った事無いもん!
ちっちゃい頃だし、えっと、だからぇと、なんだっけ、ほら、んと…」
…ショック療法、みたいな? でもお前、発作起きたらどーすんだよ?
「…う…」
…わーったよ。そんなに行きてーなら、行けよ。
「…え」
但しアレだ、行きは俺もついてくかんな。
どーせ叔父さんとこでバイトすんだし、早えーか遅ーかの違いだしな。
行きの電車は、お前酔い止めかなんか飲んで寝てりゃー外見ねーですむだろーし。
「…ほんとに? いいの? こーにぃ来てくれる?」
条件もーひとつ。ぜってー俺の云う事聞け。
お前は民宿で手伝い。海水浴場には出来るだけ寄んな。
もしか行くんでも俺が一緒の時だけ。いーな。
「…う、うんっ! わかった! 守る!」
んじゃー、友達に電話しとけ。お前一人じゃあぶねーから、俺が道案内がてらくっついてくとかなんとかなー。
叔父さんトコは、俺が連絡してやっからさー。
「わかった!」
………いー方に転がりゃーいーけどなぁ。まー、なんとかなんだろ。
〔仏壇を見ながら〕
…なんかこーなると、兄貴恨んじまいそーだな、俺
〔苦笑を浮かべる〕
…シスコン?(ぉ
[本体:ユキヤ]
7/27 10:54
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