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表だった活動
千歳克己 高等部 高等部 ３−Ａ 治安維持隊作戦参謀（？）←（？）て！
（校舎裏、緊急で召集をかけた数人の伝達隊員を前に）
まず明賀（めいが）、君はすぐにこの混乱の現場を突き止め、状況を俺に連絡してくれ。
ケータイは持ってるな？ …よし、こっちも生きてるからこれに頼む。 行ってくれ。
（言われた女生徒が立ち去るのをちらと見て、すぐ他のメンバーに向き直り）
残りは、今日学校に出てきている隊員のうち、入学式の補佐係になっている者、委員会の仕事を担っている者、部活等の勧誘にあたっている者以外に、以下のことを伝達してほしい。
つまり君たちと同様の立場の者のみ、ということだ。
かなり数は絞られる上、おそらく既にあちこちに分散していると思うので、手分けして頼む。
内容は三項。
第一はその隊員の周辺の混乱状況を把握すること。
先生方や風紀、あるいは入学式係などの、避難誘導人員がいるかどうかを最優先で確認。
いない場合は率先してその任にあたること。
いる場合はその場を離れて伝令第二項以下の内容に従うこと。
第二は介助の必要な生徒がいないかどうかを確認すること。
これは現場付近でなければさほど該当例はないと思うが、避難時に混乱して怪我をしたり、または考えたくないが動物に傷つけられたりすることもありうるだろう。
該当者を発見した場合は安全な場所への誘導を最優先し、応急処置や救急への通報など、各員の判断で処理するように。
……もし動物たちに襲われている現場に対峙したときは、こんな状況下だがあまり目立ちすぎるなと言ってくれ（苦笑）。
該当者がない場合は第三項に従うこと。
そして第三項は、以上までの任務が終わり次第、または該当しなかった場合、
テニス部やバレー部などのネットを、動物たちがこれ以上分散しないように数ヶ所に設置すること。
これは俺が体育科の先生方にうまく話をつけにいく。
１３分以内に必要な用具室の鍵を開けておこう。
無闇に追いかけ回すのではなく、動物の周辺を広く区切っていくんだ。
そのあとは業者がやってくれるだろう。 おそらくここまでが俺たちに出来る最大限のことだと思う。
もし任務の変更があった場合は追って連絡する。
……以上だ。 よろしく頼む。
（それぞれが方々に走り出す）
（そして自らも身を翻しながら）
……どうしてこう、うちの学園は騒動が絶えないんだ（苦笑）。
お久しぶりですー！維持隊がこんなことやっていいのかとは思いましたが、かつみんが放っておけないタチなのでー。（←キャラの所為に！）
[本体:淡 楓]
6/16 20:59