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僕の成長
朴公人 高等部 1−B
くれっくれっくれー、ちょこぼーおるー♪
くれっ……お!
れーんげちゃーん!
(手をぶんぶん振りながら駆け寄ってきて)
なにやってんのー?
そかー、今帰りか。
あのね、これ知ってる(ビニール袋がさごそ)
これ! ガンプラ!
毎日100円ずつ節約して、ついに今日金ができたんだ。高かったんだじぇ!
寮に帰ったら、誠心誠意組み立てるんだ。
これもね、韓国いたときはなかなか手に入らなかったなー。
それに組み立て間違ってばかりいたんだよね。
一つ一つは単純なのに、全体作るにはすごいややこしくって難しくって。
パーツがどっかいっちゃったりとか、力任せにやって壊しちゃったりとか、
もうしょっちゅうよ。
途中で嫌になったこともあったけど、むこうのプラモマニアの友達が応援してくれたし、
それにやっぱり好きだったからかなー。
お菓子代ずっと節約して、何度でも諦めないで組み立てて、一号君が完成したときわもう感動よ!
苦労も楽しさも知ってるから、僕わ誰になんと言われよーと
ガンプラだけは死ぬまで続けるんだ、絶ぇっ対!
そうだ! ホワイトデーには僕が作ったガンプラ、プレゼントしようか。
一番いいやつ……あ、あれやっぱり惜しいなぁ……
んじゃ、一番いいやつと同じくらいのの、二番目に大切なやつあげるよ! 約束!
じゃ、ガンプラが僕を呼んでいるからそろそろ帰るとするかー。
今日はほんとありがとーね。またねー!
[本体:森陽]
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