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瞳を輝かせ
八祖田五月 その他 社会人 22歳 志摩と交際中
(レイの言葉に五月は嬉しそうに、罫太は居心地の悪そうな顔をする)
もう〜レイ君ったら、なんて可愛いことを言うの。
そんな聞き方されたら話さないわけにはいかないじゃない(笑)
ケイタ君とは去年の夏に、九十九里の木戸浜の民宿で出会ったの。彼はバイトで、私はお客で。
聞こえたかもしれないけど、その直前に私、少しキツイ別れをしててね。
男のことなんだけど……手は上げないけど言葉で嬲るタイプの人でね……まあそんなことはいいわね。
それで精神的にまいっていて、一緒に来た友達と同じテンションになれなくて、民宿で留守番している時に食堂で話しかけられたのがキッカケ。
「お茶でも出しますか?」って。私ビールばかり頼んでいたから(笑)
それでいろいろ話すようになって、気が付いたらその男との顛末も洗いざらい打ちまけていて。
ケイタ君はずっと黙って聞いていてくれたんだけど、最後に「じゃあ後悔してるの?」って。
今まで自分の境遇に同情してくれる人や一緒に憤慨してくれる人はいたけど、そうやって私の意志を聞いてくれる人は初めてだったから、驚いたわ。
以前の私は自分の頭で状況を考えられないほど混乱していたし、男と別れたのも半ば周囲の強制的な救助によるものだったからね。
だからようやく自分の言葉で「後悔している」とも言えたし、別れたことを「後悔していない」とも考えることができた。
そうしたらケイタ君が「じゃあ大丈夫だよ」って言ってくれて。
その時に、あ、この人と一緒に居ると安心するなって感じたの。
その後実家が近いことが分かって、何度か会う約束を取り付けて、彼のことを自分が意識してると自覚したときに、私の方から交際を申し込んだわけ。
ごめんなさいね、少し当てつけてしまったかしら。でもこの程度は覚悟のうちよね?(笑)
やっと書き込みました〜。。お待たせしてすみません(汗)
[本体:ともゆき]
12/17 09:52