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彼の地の言葉
美咲彩華 高等部 2−E
(お参りをする列に並びながら)
…へぇ〜、みっちゃんは甘酒ダメなんや〜。
じゃ、甘酒以外は大丈夫なん?(笑)
…冗談やって綾ちゃん(笑)。
せやけど、甘酒くらいで目くじらたてよっても仕方ないで?
お正月におせちと甘酒とお年玉は外したらあかんねんで?(笑)
……あ、そうや、みっちゃん。
さっき甘酒のところで話してた子ぉが、紅谷くん、やんな?
…いやな、みっちゃんが担当した新聞で関西弁やった子ぉやから憶えてんねんけど。
ウチ同学年の関西の子ぉらとはまだあんまり仲良ぉなってひんから、
こないに身近で家族以外の関西弁喋る人にこっちで会ったんはこーちゃん以来やなぁって
思ってん。
…あ、こーちゃん言うんは、ウチの幼なじみのお兄さんみたいな人やねんけど、星火生
やってんで。
……綾ちゃんのお兄さんと同じ学年やったよなぁ、たしか。 憶えてる?
理緒ちゃんの知り合いのあの先輩方とも同い年やなぁ。
…理緒ちゃんと言えば、理緒ちゃん遅いなぁ。
こんだけ人がおーたら見つけるんも一苦労やけど、ケータイにくらい連絡あってもよさそ
うなもんやんなぁ…。
こうして考えるとあちこちに知り合いがいるなぁ(笑)
[本体:淡楓さん:代筆森陽]
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